子供に「勉強する癖」をつけさせるには

幼稚園で遊ぶちびっこたち

子供が勉強する癖をつけるために

小学生のお子さんを持つご家庭の話を聞くと、勉強の癖がついている子がいるなと思う事もありますし、宿題をされるのに一苦労というご家庭がある事にも気が付きます。
小学校のうち、特に低学年児はのびのび外で遊ぶ時間が多い方がいいのではないか、という方もいますが、のびのび遊ぶのは宿題が終わってからでも十分できます。

帰宅してから手を洗い、おやつなどを食べてすぐに宿題に向かい合う事が出来る子というのは、すでに勉強する癖がしっかりついています。
しかしおやつを食べてからもマンガだ、ゲームだと勉強に手を付けないお子さんを見て、宿題はやったの?なんて毎日小言を言わないと動かないというお子さんは勉強をする癖がついていません。

実はこの勉強をする癖をつけるという事ですが、小学校3年生までにつけることが望ましいといわれているのです。
なぜなのかというと、まず小学校低学年のうちはそれほど難しい勉強の時期ではなく、宿題の量もそれほど多くありません。
それに、単純な記憶をするということが非常に特異な時期といわれていて、前頭前野の発達においても、小学校3年生あたりが丁度節目になるといわれているのです。

勉強の癖づけの仕方

毎日行う事と同じでやらないと気持ちが悪いという状態にするという事が第一です。
歯磨き、お風呂、トイレと同じように、毎日行うべきものだという習慣をつけておくことが重要です。

幼児期から小学校受験を目指していたご家庭では2歳くらいから今日は数字をお勉強しましょうと10分程度毎日、ほぼ同じ時間に勉強する時間をもうけて、毎日お子さんが好きなシールをはって、今日もお勉強できました、偉いね!!と言っていたそうです。
小学校に入り、お勉強の時間ねという事を言わずとも、勝手に勉強を始めるようになっていたという事なので、勉強の癖づけがうまくできたという事です。

これをしないと気持ちが悪い…こうしないとなんかリズムが狂う?と思うようになれば、勉強は子供にとって出来ないこと、嫌な事ではなく、当たり前にすることに変わります。

すでに勉強することができない子、苦痛な子

小学校の宿題には音読が出る事が多いので、宿題が嫌い、勉強は後回しにしたいという子には、ママでもパパでもいいので音読の宿題を一緒に行うという事でもいいでしょう。
文字を追いながら声をだしその声を耳で聞くという音読は脳の活性化にもつながり、またご家族と一緒に勉強するという時間を楽しむお子さんもいます。

音読から勉強する時間の癖づけを行えば、お子さんも割とすんなり勉強する事の癖づけができるものです。
勉強することが楽しいと思わせる事が小学校時代はとても重要な事となりますので、わからない問題、難しい問題をとくことばかりではなく、やさしい問題でいいのでやってみると理解できて楽しい!と思えるように、ご両親の力、サポートも必要となるでしょう。

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