子供が音楽を聞きつつ勉強、これってあり?
昔はテレビを消して音楽も聞かさないで静かな環境で勉強することが当たり前でしたが、最近のお子さんたちを見ていると音楽を流しながら勉強している姿をよく見ます。
音楽を聞きつつ勉強が頭に入るのだろうか?と疑問視する人もいますが、実際に、音楽を聞きながらの勉強というのは、頭に入るものなのでしょうか。
これからお子さんが中学受験など向かっていくという立場のママたちとしては、とても気になる事だと思います。
勉強と音楽の関係について、ちょっと理解しておくといいでしょう。
お子さんは集中しているように見える?
音楽を聞きながら勉強することに集中できるというお子さんと、音楽を聞きながら勉強に集中できていないお子さんがいます。
いつも勉強しないお子さんが勉強している、でも音楽を聞きながらってどうなの?と思う場合でも、勉強に集中しているかどうかをよく確認してください。
お母さん、お父さんは勉強する時に音があると邪魔と感じたかもしれませんが、お子さんは音がある方が集中できるタイプなのかもしれません。
また脳科学的にいうと、本来、壁に囲まれている静かな空間で一人になる事に人の脳は慣れていないといいます。
確かに何か集中して物事を行いたい時など、自宅よりもカフェとかファミレスなどの方が落ち着くという人もいます。
お子さんが集中して勉強しているようならこの環境がお子さんにとって最も集中できる空間となっているのでしょうから、音楽を止めるように言う事は逆に、集中をきってしまう事につながる可能性もあります。
音楽を聞きながら勉強することがNGな人
音楽が好きで勉強のときにも音楽を聞いているという人は、勉強の方に集中できていない可能性があります。
この時にも、親御さんはどんな雰囲気で勉強しているのか確認してほしいのです。
音楽を聞きながらでも、ノートに何か書き込んでいる、計算している、よく教科書やテキストを読んでいるようだという事なら問題ありませんが、勉強しているようでフンフン鼻歌を歌っているような状態では頭に入っていません。
最初こそ音楽を聞いていたようだけれど、次第に時間がたってから見てみると真面目な顔をして教科書に見入っていた、という事なら問題ないでしょう。
いずれにしても、お子さんの手が止まっていないか、しっかり本に目を通しているのかなどを観察してみる事が必要です。
むやみに音楽を聞きながら勉強なんて無理に決まっているでしょ?なんていわずに、勉強する事が出来ているかどうかの確認をしてから、音楽がある環境での勉強がいいのか、そうした環境に置かないほうがいいのか、お子さんを見て判断する必要があるのです。